ご入居の方の暮らしぶりが垣間見える、ご友人あてのお手紙です。ご本人様のご了解を得て一部ご紹介させていただきます。
『4つの個室と共同のキッチン、リビング、和室とがあり、お風呂とトイレは自由に使って各自掃除します。当番制はゴミ出しだけで、夕食は作りたい人が作り、食べたい人が食べて、調味料などは使い切った人が補充する、というアバウトなルールですが、4人とも仕事を持っていて、顔を合わせない日もある代わり、一緒に夕食をすると楽しいおしゃべりが尽きません。料理好きがふたり、掃除好きがふたりというバランスも良く、何より皆独りで生きて行く覚悟が出来ていて、それ故に人に頼らないし当てにしない上に、協調性と寛大さとが、 暗黙の了解を生むのだと思います。つまり、 他人同志が快適に残りの人生を過ごす、ユートピアなのかもしれません。(中略)やはり人は、家があっても財産があっても、心を許し合える友人がなければ生きては行けません。今までずっと仲良く、喜びや悲しみを分け合った友人も大切ですが、ここで出会ったハウスの仲間3人と、早春に出会った気の合う新しい友人との、これからの楽しい日々を想像するたびに、伊集院静氏の言う「人生の晩年が見えてから知り合った友に、底知れない深い絆が見えてくる」という言葉をじっくりと味わっているところです。』
生涯現役ハウスは、「仕事付き高齢者住宅」をコンセプトにしています。年齢を理由に入居を断られたり、仕事を辞めたりなど、人生諦めモードになっていませんか。年齢を重ねても可能な限り自立した生活を送り、仕事もプライベートも充実した日々を送ることは、決して夢物語ではありません。生涯現役ハウスは、そんな皆様をサポートし、仕事と住まいと、そして地域活動への参加なども呼び掛けています。